
「通り」の経験を共有する
時間を伴う反復的存在についての考察
和泉 芙子
修士2年
Y-GSA
「通り」は、日常の場面それぞれに自分が参加しながら、皆で1つの大きな世界を共有している特別な経験をもつ。それは同質性が認められる“物質”の反復と、移動するという行為や人々の営みによる“時間的性質を伴った反復”によってつくられる。反復には変化が必ず存在し、大きな変化はランドマークとなって多くの人に共有されるものとなるだろう。多様化が進む現代においても、それらは抽象化して考えることや、連続パースなどの時間を取り入れた思考方法により獲得される。


