「都市のリハーサル室」は、都市のなかのルールや構造、物や人の振る舞いを問い直すための場です。横浜国立大学のキャンパスとオンライン上の空間を都市から離れた「リハーサル室」として捉え、研究発表・レクチャー・ワークショップ・読書会の形で私たちの思考・行動を解きほぐすための準備を行います。
webサイト:https://iuiexh.ynu.ac.jp/2021-22/index.html
日程
2022年3月4日(金)〜7日(月)
プログラム
◎3月4日(金)〜7日(月)
領域横断ゼミ(zoom)
第1回:3月4日(金)13:00~14:30「都市の見方」
・柴田翔太(建築)「都市内の小規模緑地における生物多様性と視覚的快適性に関する研究」
・藤田 夏菜子(都市基盤)「沿岸域における合成データを使用した固有光学特性推定アルゴリズムの性能評価」
・王晗(Y-GSA)「ヴォイド構造論-ヴォイド循環構造による連続的な社会共有空間-」
第2回:3月4日(金)15:00~16:30「時間性」
・上田彩希(建築)「 三角形折板で構成された曲率をもつハニカム構造に関する研究」
・染谷美也子(Y-GSA)「心象の建築」
・范 舒(都市基盤)「中空円形断面を有する地中RC構造物の鋼材腐食に伴う破壊モード」
第3回:3月6日(日)9:00~10:30「ジェンダーをめぐる社会との対話」
・高田和音(Y-GSC)「夢女子・腐女子から見る女性オタクのアイデンティティ構造──『あんさんぶるスターズ』の事例分析を通して」
・村上琴美(Y-GSA)「ジェンダー空間論-ジェンダーによる社会構造から考える建築と都市の形-」
・牛夢婷(地域社会)「中国における変容する家族主義下での若年層性的マイノリティの「出櫃」戦略」
第4回:3月6日(日)9:00~10:30「身体性の分析」
・長沼航(Y-GSC)「方法を渡り歩く 演劇創作における演技の開発と統合」
・千葉 汰一(建築)「学校博物館を活用した地域回想法の可能性に関する研究-横浜市S小学校学校博物館での回想法の試行から-」
・小野正也(Y-GSA)「身体の先に感じられる家と街 ──他者としての設計者が住まい手の家と街に関わる時──」
第5回:3月7日(月)9:00〜10:30「土着文化と外来文化の関係性」
・貞松知之(建築)「古代小アジア都市における都市空間と土着信仰の関係」
・菅野智子(地域社会)「人々の社会文化的な特性に則した「Suka(糖尿病)対策」を探る──トンガ王国エウア島の事例より──」
・宮村隆人(都市基盤)「用地制約を踏まえた反転交差点の幾何構造に関する研究」
◎3月5日(土)10:00〜15:30
日干しレンガWS(IUIホール周辺)
ゲスト:原田雄次(建築家)
【記録写真】
◎3月5日(土)16:00〜18:00
都市を登る(IUIホール、横浜国大キャンパス)
アーティスト/東京藝術大学先端芸術表現科助手の菊地良太さんによるレクチャーです。「登る」という行為を通して都市を見ることができる菊地さんと共に、横浜国大をどう見るかを考えていきます。
ゲスト:菊地良太(アーティスト/東京藝術大学先端芸術表現科助手)
【記録写真】
◎3月6日(日)、3月7日(月)11:00〜12:00
読書会「インフォーマルなふるまい」(zoom)
ジェームズ・C.スコットの『実践 日々のアナキズム──世界に抗う土着の秩序の作り方』(岩波書店、2017年)を読みながら、都市における規則や計画と自由や即興性の関係について再考し、インフォーマルなふるまいの可能性について議論する読書会です。
第1回 3月6日(日)11:00~12:00 @ZOOM配信のみ
第2回 3月7日(月)11:00~12:00 @ZOOM配信のみ
◎3月7日(月)13:00〜16:00
「集合写真」再考WS(横浜国大キャンパス)
私たちはいつもどうやって集合写真を撮っているのか。日常生活ではあまり意識せずにおこなっているこの行為を一旦見つめ直すことで、人の行為を見る視線を少しずらしてみませんか?
【記録写真】
関連リンク
横浜国立大学大学院都市イノベーション学府・研究院(IUI):https://www.urban.ynu.ac.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/iui21_22_ynu?s=21
公式Instagram:https://www.instagram.com/iui21_22_ynu/
2021年度企画委員
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監修:平倉圭(Y-GSC)